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遺言書の無い事業者からの相続


ご相談者様

 千葉県 石川様(仮名)

 年齢:60代

相続関係者

 父親が亡くなり、相続人はご本人と母親と弟妹たちの5人です。

関係者間の状況

 石川様の父親は、東京と地元で事業を営んでいましたが、ご子息である石川様に事業を引き継ぎ、現在は石川様が社長です。事業承継に関しては、株式の承継の問題が残っています。

 財産の相続については、

1) 事業に伴う債務、保証債務の引受

2) 株式の承継

が問題となり、当方に依頼しました。

弁護士のアドバイス&対応

 被相続人に遺言書が無いことから、関係者での協議による解決をアドバイスしました。

 債務の問題もあったため、相続人全員が熟慮期間(相続人が「単純承認」「限定承認」「相続放棄」のいずれかを判断するための期間。3か月間と法定されています。)の伸長手続きをおこなって、時間的猶予を得たうえで、相続協議を成立させることができました。

本件のポイント

 弁護士法人サクセストの弁護士は相続解決手続に精通しています。

 親族など相続関係者が多数いらっしゃる場合には、相続人お一人だけのお考えによる早期解決が困難と思い、熟慮期間を伸長することも一つの方法と考えます。

 相続に困った場合、お早めにご相談ください。