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国際相続~日本在住の在日外国人からの相続~


ご相談者様

 中国内モンゴル在住 李様(仮名)

国籍:中国

年齢:40代

関係者間の状況

 相談者の李様は、王様(仮名)の養女でした。王様には子供が二人いましたが、先日最後の子供が亡くなり、王様夫妻と二人の子供が亡き今、相続人となるのは養女の李様のみとなりました。

 被相続人は日本在住で相続財産はすべて日本の金融機関にあり、養母の子供からの母国以外での相続手続という複雑な事案であるため、李様は当方に依頼しました。

 

弁護士のアドバイス&対応

 李様のご出身が中国であるので、弊所はパートナーである中国人律師を交えながら李様の相続関係を整理しました。

 国際相続ともなると、被相続人の遺産を管理する金融機関にとっても異例の案件になることが予想されたため、手続きについて子細にわたり金融機関の担当者とお話をし、中国での法律や事情、準拠法等を踏まえ、李様ご本人でなければご用意できない署名証明書類の事前確認など、依頼者にとって必要最小限の労力となるよう念入りに準備を進めました。

 その結果、李様にご満足いただける形で遺産を相続することができました。

本件のポイント

  相続関係者を把握して、中国の法律・事情を踏まえたきめ細かい対応ができたこと、各金融機関にヒアリングを行い子細にわたる対応を的確にできたことが成功の要因と思います。

 中国といっても、台湾には戸籍があるが、その他の地方には戸籍に相当する制度が無い場合があり、金融機関や公的機関に提出可能な書類が異なる場合が有ります。

 

 弁護士法人サクセストは海外の法律や事情の情報収集を得意としており、海を越えた先でも現地での協力者を通じて如才なく対応いたします。本件のように相続関係者が国外にいる場合など、国をまたいでのお悩みがある際もお気軽にお問い合わせください。

 英語、中国語の場合は、母国語でのお問合せも対応できます。