ご相談者様
東京都在住 石田(仮名)様
年齢:40代男性
ご相談概要
母の遺言書の中に、「お墓の管理をしてくれた者に●円を相続させる」という文言があるのですが、兄弟3人の相続人の間で、「何をもって管理というか?」「●円を相続した者は何をすべきなのか?」という点について、解釈の違いがあります。
誰が引き受けるべきか決まりません。どうしたらよいでしょうか。
弁護士のアドバイス&対応
相続人各人に“管理”にどこまで含めると考えているか、誰が引き受けるべきと考えているか、等を丁寧にヒアリングしました。
ヒアリングの結果、お墓の管理と言っても墓苑との交渉方針だけでなく、祭事や墓じまいを含めるか含めないか、という点で各人の意見が違っていることがわかり合意が危ぶまれましたものの、全員に故人を偲ぶ気持ちがあることがはっきりしていたことから、「3人での共同管理とし、●円は3人で平等になるように分割受贈し、意見が異なる部分は今後協議する」という文言で遺産分割協議書案を作成。
全員の合意に至りました。
本件のポイント
第三者としてサクセストが遺産分割協議書を作成したことで、相続人全員が合意可能な文言、分配方法をご提案することができました。親族同士ですとつい感情的になってしまい、行き違いがあった時に互いに連絡を取りづらくなってしまうものです。
今回は、故人を偲ぶ気持ちが共通であることを起点にしてご意見をまとめていただくことが出来ました。
サクセストはご相談者様に対してはもちろんのこと、関係者の方々のお気持ちにも配慮した丁寧な対応を心がけております。相続に関してお困りの際はぜひご相談下さい。